2010年10月14日木曜日

おだ‐やか【穏やか】

[形動][文][ナリ]《形容動詞「おだ(穏)い」から派生した「おだいか」の音変化》

1 静かでのどかなさま。安らか。「―な天気」「世の中が―だ」

2 気持ちが落ち着いていて物静かなさま。「―な人柄」「―に話し合う」「心中―でない」

3 極端でなく、人に受け入れられやすいさま。穏当。「新制度へ―に移行する」「こう言っては―でないかもしれないが」

[派生] おだやかさ[名]

うか・べる【浮(か)べる/×泛かべる】

[動バ下一][文]うか・ぶ[バ下二]

1 浮かぶようにする。浮かばせる。「船を水に―・べる」⇔沈める。

2 外面に表す。表面に表し出す。「喜色を満面に―・べる」「涙を―・べる」

3 思い起こす。意識に上らせる。「記憶に―・べる」「念頭に―・べる」

4 暗記する。

5 苦境から救う。世に出してやる。浮かばせる。

6 十分に心得る。熟知する。

うか・ぶ【浮(か)ぶ/×泛かぶ】

[動バ五(四)]

1 物が液体の表面や中間、または空中に存在する。浮く。「雲が―・ぶ」「ボートが湖水に―・ぶ」「太平洋に―・ぶ島」⇔沈む。

2 物が液体の表面や空中などに、底から離れて上がる。浮く。浮かび上がる。「沈没船から油が―・ぶ」⇔沈む。

3 心の中に上ってくる。意識に出てくる。「名案が―・ぶ」「彼のおもかげが―・ぶ」

4 表面に出てくる。「苦悩の表情が―・ぶ」「涙が目に―・ぶ」

5 物がその姿かたちを目立たせる。「霧の中に木立が黒く―・んでいる」

6 よくない境遇から脱する。よい方に事態が向かう。→浮かばれる

7 陽気になる。浮く。

8 死者の霊が慰められて安らかになる。成仏する。→浮かばれる

9 気持ちなどが動いて定まらない。落ち着かない。うわついている。

10 根拠がない。いいかげんである。

[動バ下二]「うかべる」の文語形。

う・く【浮く】

[動カ五(四)]

1 物が底や地面などから離れて水面や空中などに存在する。うかぶ。「からだが海面に―・く」⇔沈む。

2 表面に現れ出る。「赤潮のため魚が大量に―・いた」「肌に脂が―・く」

3 しっかり固定しない状態になる。落ち着かず、ぐらつく。「柱が―・いている」「歯が―・く」「おしろいが―・く」

4 ある集団の中で仲間との接触が薄くなる。遊離する。「仲間から―・いた存在」

5 気分が晴れやかになる。うきうきする。「―・かない顔で返事をする」

6 模様などが下地から離れて上に出ているように見える。「牡丹(ぼたん)を―・かせた帯」

7 時間・経費などが予定よりも少なくてすみ、余りが出る。「費用が―・く」

8 心などがうわついている。

①確実さがなく、軽薄である。「―・いた考え」

②恋愛や情事に関係する。「―・いたうわさが絶えない」

9 根拠がない。不確実である。

[可能] うける

[動カ下二]浮かべる。浮かばせる。

[用法] うく・うかぶ――「川面(かわも)に浮く(浮かぶ)白鳥」のように相通じて用いられる。◇「浮く」は、浮力などが働いて底や地面から離れて上へ移動することに表現の重点があり、「浮かぶ」は、物が底や地面から離れて水面や空中に見えることに表現の重点がある。「宙に浮く」と「宙に浮かぶ」の表現しようとするものは同じではない。◇「浮く」は、「家の土台が浮く」「一人、社内で浮いている」のように、基盤・母体から離れる意にも用い、この場合「浮かぶ」を用いることはない。◇「浮かぶ」は、「名案が浮かぶ」「容疑者が浮かぶ」など、奥に潜んで見えなかったものが何かをきっかけとして表面に現れる意にも用い、この場合「浮く」では置き換えられない。

うつろい〔うつろひ〕【移ろい】

1 移り変わること。「心の―」「四季の―」

2 物事の状態が盛りを過ぎること。

3 住まいを移すこと。転居。

うつろ【▽空ろ/▽虚ろ】

[名・形動]

1 (「洞ろ」とも書く)内部がからであること。また、そのさま。空洞。うろ。からっぽ。「中は―になっている巨木」

2 心が虚脱状態であること。また、そのさま。表情などに生気のないさま。「―な目つき」

3 むなしいこと。また、そのさま。「慰めの言葉も―に響く」

ぴたり

[副]

1 すきまなく密着しているさま。「先頭に―(と)つく」

2 少しの狂いもないさま。また、うまく適合するさま。「計算が―(と)合う」「意見が―と一致する」

3 急に、完全に止まるさま。また、止めるさま。「―(と)泣きやむ」「酒を―(と)やめる」

あて‐が・う〔‐がふ〕【×宛てがう/充てがう】

[動ワ五(ハ四)]

1 物と物とをぴったりとくっつける。添え当てる。「聴診器を胸に―・う」「添え木を―・う」

2 割り当てて与える。相手の求めによらないで、こちらで適当に与える。「仕事を―・う」「子供におもちゃを―・う」

[可能] あてがえる

よ‐つゆ【夜露】

夜の間におりる露。「―にぬれる」「―にあたる」《季 秋》

かわか・す【乾かす】

[動サ五(四)]日光・火・風などにあてて、ぬれたものや湿ったものの水分を取り去る。「ぬれた服をたき火で―・す」

[可能] かわかせる

かわ・く【乾く】

[動カ五(四)]

1 物に含まれている湿気・水分がなくなる。ひる。「洗濯物が―・く」「―・いた空気」

2 感情や生気が感じられなくなる。うるおいに欠ける。「―・いたうつろな目」

てら・す【照らす】

[動サ五(四)]

1 光をあてる。光をあてて明るくする。「日に―・される」「ライトで舞台を―・す」

2 基準になるものと比べ合わせる。見比べて確かめる。参照する。「学則に―・して処分する」「歴史に―・せば明らかである」

3 能で、能面を少し上向きにする。はればれした気分、喜びの感情を表す。

4 遊女が客をはねつけて、恥をかかせる。

さら・す【×晒す/×曝す】

[動サ五(四)]

1 日光・風に当てて干す。「布団を日に―・す」

2 風雨や日光の当たるままにしておく。「風雨に―・された石仏」

3 布などを水洗いしたり日光に当てたり、または薬品を用いたりして白くする。漂白する。「布巾を―・す」

4 野菜などのあく・臭みなどを抜くために水に浸す。「牛蒡(ごぼう)を―・す」

5 広く人目に触れるようにする。「恥を―・す」「酔態を―・す」

6 避けることができないむずかしい事態に身を置く。「危険に身を―・す」「敵の脅威に―・される」

7 (「目をさらす」の形で)じっと見る。「新聞に目を―・す」

8 「晒し3」に処する。「首を―・す」

[可能] さらせる

さら・す

[動サ五(四)]

1 「する」の意で、相手をののしっていうときに用いる語。しやがる。「何を―・す」

2 動詞の連用形に付いて、相手をののしる気持ちを表す。…しやがる。「とっとと消え―・せ」

◆主に関西地方で用いる。

ちから‐まかせ【力任せ】

[名・形動]ありったけの力を出すこと。また、そのさま。「―な打法」「―に引っ張る」

きず‐つ・ける【傷付ける/×疵付ける】

[動カ下一][文]きずつ・く[カ下二]

1 傷を負わせる。けがをさせる。「あやまって相手を―・ける」

2 物の表面に傷を生じさせる。物の一部を損なう。「レンズを―・けないよう注意する」

3 人の感情などを損なう。「体面を―・ける」「人を―・ける発言」

きず‐つ・く【傷付く/×疵付く】

[動カ五(四)]

1 負傷する。けがをする。「―・いた足が痛む」

2 物の表面に傷ができる。物の一部が損なわれる。「壁が―・く」

3 人の感情などが損なわれる。「プライドが―・く」

[動カ下二]「きずつける」の文語形。

うずくま・る【×蹲る/×踞る】

[動ラ五(四)]

1 からだを丸くしてしゃがみ込む。また、獣が足をたたみ込んで腹ばいになる。「物陰に―・る」

2 しゃがんで礼をする。

うず・く〔うづく〕【×疼く】

[動カ五(四)]

1 傷口などが脈打つように痛む。ずきずき痛む。「虫歯が―・く」「古傷が―・く」

2 心に強い痛みを感じる。「恋人の身を案じて胸が―・く」

いた・む【痛む/傷む】

[動マ五(四)]

1 病気や傷などのために、からだに痛みを覚える。痛くなる。「下腹が―・む」「のどがひりひり―・む」

2 心に痛いほどの悲しみや苦しみを感じる。せつなく悩む。「遺族の気持ちを思うと胸が―・む」

3 (傷む)器物・建物などが、傷ついたり損なわれたりする。「靴が―・む」「本が―・む」「屋根が―・んで雨漏りする」

4 (傷む)食物が傷ついたり腐ったりして悪くなる。「生物(なまもの)が―・む」「―・んだ牛乳」

5 金銭に関して痛手をこうむる。損をする。「懐が―・む」

6 迷惑に思う。苦痛に感じる。

[動マ下二]「いた(痛)める」の文語形。

[用法] いたむ・うずく―― 「歯が痛む(うずく)」「傷口がいたむ(うずく)」の場合は相通じて用いるが、「下痢をして腹が痛む」のような場合にはあまり「うずく」は用いない。「古傷がうずいてならない」のように、ずきずきと脈打つような痛みを感じる場合には「うずく」を用いる。◇「心がいたむ(うずく)」のように、比喩的な使い方でも両語とも用いうるが、「後悔の念がうずく」のように、過ぎた事を悔んだり後ろめたく思ったりする心の苦しみには、「うずく」を用いることが多い。

うけ‐も・つ【受(け)持つ】

[動タ五(四)]自分の仕事として引き受けて行う。担当する。担任する。「一年生を―・つ」「この地区の配達を―・つ」

ひき‐う・ける【引(き)受ける】

[動カ下一][文]ひきう・く[カ下二]

1 自分が責任をもってその物事を受け持つ。「販売を一手に―・ける」「役員を―・ける」

2 あとを受け継ぐ。他に代わってする。「父から事業を―・ける」「あとは私が―・けた」

3 保証する。保証人となる。「留学生の身元を―・ける」

うけ‐と・める【受(け)止める】

[動マ下一][文]うけと・む[マ下二]

1 自分の方に向かってくるものを支えて、その進行や攻撃を止める。「ボールを―・める」

2 事柄の意味をしっかりと理解する。自分の問題として認識する。「忠告を謙虚に―・める」

かが・める【▽屈める】

[動マ下一][文]かが・む[マ下二]からだを前に折り曲げてやや低い姿勢をとる。かがむようにする。「腰を―・めてあいさつする」

こご・める【▽屈める】
[動マ下一][文]こご・む[マ下二]からだを折り曲げる。こごむようにする。かがめる。「身を―・めて洞穴に入る」

おか・す〔をかす〕【冒す】

[動サ五(四)]《「犯す」と同語源》

1 危険や困難を覚悟のうえで、あえてする。「風波を―・して出港する」

2 聖域・尊厳などを汚し傷つける。「神聖にして―・すべからず」

3 他家の姓を名のる。「養家の姓を―・す」

[可能] おかせる

おか・す〔をかす〕【侵す】

[動サ五(四)]《「犯す」と同語源》

1 他者の権利・権限などを損なう行為をする。侵害する。「所有権を―・す」「思想の自由を―・してはならない」

2 他国の土地に不法に入り込む。侵入する。侵略する。「国境を―・す」「領海を―・す」

3 (「冒す」とも書く)物事に害を与える。また、病気が心身を損なう。「霜に―・される」「酸に―・されにくい物質」「癌(がん)が全身を―・す」

[可能] おかせる

おか・す〔をかす〕【犯す】

[動サ五(四)]

1 法律・規則・倫理などに反した行為をする。「罪を―・す」「誤りを―・す」

2 女性に対して力ずくで肉体関係を強制する。「暴漢に―・される」

3 権威あるものに逆らう。

[可能] おかせる

いまし・める【戒める/×誡める/▽警める/▽縛める】

[動マ下一][文]いまし・む[マ下二]

1 まちがいをしないように前もって注意する。教えさとす。「気を緩めないよう―・める」

2 してはいけないと命ずる。禁止する。「肉食を―・める」

3 同じ過ちを犯さないようにしかる。「嘘をついた子供を―・める」

4 警戒する。

5 (縛める)自由がきかないようにしばる。「盗人を荒縄で―・める」

6 忌み嫌う。

たしな・める【×窘める】

[動マ下一][文]たしな・む[マ下二]

1 よくない点に対して注意を与える。いましめる。「不作法を―・める」

2 苦しめる。なやます。

うり‐さば・く【売り×捌く】

[動カ五(四)]商品を広い範囲に上手に売る。「在庫品を―・く」

こ‐な・す【▽熟す】

[動サ五(四)]《粉(こ)に成す、の意》

1 食べた物を消化する。「胃腸で食物を―・す」

2 かたまっているものを細かく砕く。「畑の土を―・す」

3 技術などを習って、それを思うままに使う。また、身につけた技術でうまく扱う。自在に扱う。「数か国語を―・す」「新型の機器を―・す」

4 与えられた仕事などをうまく処理する。「ノルマを―・す」

5 売りさばく。「在庫品を―・す」

6 見下げる。けなす。

7 動詞の連用形に付いて、自分の思いのままにする意を表す。うまく…する。完全に…する。「使い―・す」「乗り―・す」「読み―・す」

[可能] こなせる

れっ‐とう【劣等】

[名・形動]等級・程度などが水準より劣っていること。また、そのさま。「―な品種」「―生」⇔優等。

ひざ‐まず・く〔‐まづく〕【×跪く】

[動カ五(四)]地面や床などに膝をついて身をかがめる。多く、敬意を表す動作にいう。「神前に―・く」

[可能] ひざまずける

ちぎり【契り】

1 ちぎること。約束。誓い。「師弟の―」

2 男女が情交すること。「一夜の―」

3 前世から定められた宿縁。因縁。「二世(にせ)の―」

契(ちぎ)りを交わ・す
互いに約束する。特に、男女が夫婦になることを約束する。「固く―・した仲」

契(ちぎ)りを籠(こ)・む
夫婦の交わりを結ぶ。

契(ちぎ)りを結・ぶ
互いに約束する。特に、夫婦の約束をする。

あた・る【当(た)る/▽中る】

[動ラ五(四)]

1 物事や人が直面、接触する。

①動いて来たものがぶつかる。また、動きのあるものが触れる。「ボールが顔に―・る」「雨がフロントガラスに―・る」

②断続的に触れる。さわる。「堅いカラーが首筋に―・る」

③光・熱・風などを受ける。「日がよく―・る部屋」「ストーブに―・る」「冷たい風に―・る」

④人に接する。人を待遇する。現在では、ひどく扱う場合に用いる。「つらく―・る」「家族に―・る」

⑤対抗する。対応する。「強敵に―・る」「勢い―・るべからずだ」

2 物事がその状態である。相当する。

①そのような関係にある。「伯父に―・る人」

②その方角にある。「東の方角に―・る家」

③他と比べて、それに当てはまる。「人の手に―・る部分」

④結果としてそういうことになる。「今日は結婚記念日に―・る」「失礼に―・る」

3 物事がふさわしい状態になる。ねらいや希望などに当てはまる。

①ねらいや予想のとおりになる。的中する。「天気予報が―・る」「山が―・る」

②催しや企画などが成功する。「商売が―・る」

③くじなどで選ばれる。当籤(とうせん)する。「賞品としてテレビが―・る」

④適合する。合っている。「彼の批評は―・っている」

4 物事に探りを入れる。ようすを見る。確かめてみる。「原本に―・る」「他の店を―・ってみよう」

5 受けとめる。担当する。

①身に引き受ける。従事する。「あえて難局に―・る」

②割り当てられる。指名される。「当番に―・る」

6 身体などにぐあいの悪い触れ方をする。

①よくないことが身に及ぶ。「罰が―・る」

②からだに害を受ける。「暑さに―・る」「河豚(ふぐ)に―・る」

③果物などが傷む。「この桃はところどころ―・っている」

7 (「…にあたらない」などの形で)…するに及ばない。「驚くに―・らない」「腹をたてるには―・りません」

8 (多く「…にあたり」「…にあたって」の形で)何かを行う時・場合になる。「新年を迎えるに―・り」「友達を選ぶに―・っては」

9 野球で、打者がよくヒットを打つ。「あのバッターはよく―・っている」

10 釣りで、釣り針のえさに魚が食いついた感触がある。「四投目のキャスティングで―・る」

11 《「する」が失う意に通じるところから、それを忌み嫌っていう》ひげなどを、する。そる。「顔を―・る」

[可能] あたれる

[下接句] 犬も歩けば棒に当たる・肯綮(こうけい)に中(あた)る・事に当たる・図に当たる・時に当たる・下手な鉄砲も数打てば当たる・耳に当たる・胸に当たる

あ・てる【当てる/充てる/×宛てる】

[動タ下一][文]あ・つ[タ下二]

1 あるものを他のものに触れるようにする。直面させる。

①ある物にぶつける。「ボールを頭に―・てる」「的に―・てる」

②光・熱・風などに触れさせる。さらす。「日に―・てて布団を乾かす」「鉢植えを夜露に―・てないようにする」

③密着させる。あてがう。「額に手を―・てる」「継ぎを―・てる」「座布団を―・ててください」

④対抗させる。「練習試合で強豪に―・てて実力を試す」

2 期待やねらいどおりの状態にする。

①くじなどで賞を得る。「一等賞を―・てる」

②催しや企画などが成功する。「株で一山―・てる」「芝居で―・てる」

③正しく推測する。「彼の年齢を―・てる」「小説の途中で犯人を―・てる」

3 他のものに合わせる。うまく振り分ける。

①対応させてつける。「外来語に漢字を―・てる」

②仮にあてはめる。「わが身に―・てて考える」

③(充てる)全体の一部をそのために使う。「余暇を読書に―・てる」「ボーナスを旅費に―・てる」

④指名してやらせる。「先生に―・てられる」

⑤仕事や役などを割り振る。「重要なポストに新人を―・てる」

⑥(宛てる)相手に向ける。「母に―・てて手紙を書く」→当てられる

む・す【蒸す】

[動サ五(四)]

1 むし暑く感じられる。むしむしする。「密閉されて部屋の中が―・す」

2 湯気を当てて熱を通す。ふかす。「芋を―・す」「冷めた御飯を―・す」

3 賭博(とばく)で、倍にする。

ふか・す【▽蒸かす】
[動サ五(四)]蒸気を当てて、やわらかくする。むす。「芋を―・す」
[可能] ふかせる

ふか・す【更かす】

[動サ五(四)]

1 夜遅くまで起きている。夜ふかしをする。「議論で夜を―・す」

2 夜がふけるのを待つ。

ふか・す【吹かす】

[動サ五(四)]

1 タバコを吸う。また特に、タバコの煙を深く吸わずに吐き出す。「パイプを―・す」

2 (「噴かす」とも書く)自動車などのエンジンを速く回転させる。「スロットルを全開にして―・す」

3 (「…風(かぜ)を吹かす」の形で)それらしいようすをする。…ぶる。「先輩風を―・す」

4 口から出まかせに景気よく言う。吹聴する。

わずらい〔わづらひ〕【煩い/患い】

1 (煩い)悩むこと。また、そのもととなるもの。苦労。心配。「―の種」

2 (患い)病気。やまい。「長の―」

はればれ‐し・い【晴れ晴れしい】

[形][文]はればれ・し[シク]

1 晴れ渡っているさま。すっきりと明るいさま。

2 心にわずらいなどがなく晴れやかなさま。「―・い笑顔」

3 表立っているさま。改まったさま。

[派生] はればれしげ[形動]はればれしさ[名]

ふさが・る【×塞がる】

[動ラ五(四)]

1 あいていた箇所が詰まる。すき間や穴がなくなる。「家が建って空き地が―・る」

2 物が詰まって通じなくなる。また、物がじゃまをして通れなくなる。「下水管がごみで―・る」「道が落石で―・る」

3 開いていたものが閉じた状態になる。「袋の口がやっと―・る」「あいた口が―・らない」

4 他のものに占められていて、使うことができない。いっぱいであきがない。「手が―・っている」「部屋は全部―・っている」

5 心が、ある感情でいっぱいに占められる。「悲しみで胸が―・る」

6 ふさがり2の方角に当たる。「南が―・っている」

ふさ・げる【×塞げる】
[動ガ下一][文]ふさ・ぐ[ガ下二]ふさぐようにする。「穴を―・げる」「通りを―・げる」

ふさ・ぐ【×塞ぐ】

[動ガ五(四)]

1 あいている箇所に物を詰めたり、覆ったりする。すき間や穴をなくする。「ふすまの破れ目を―・ぐ」「決壊部分を―・ぐ」

2 耳・目・口などを手で押さえて覆う。また、目・口を閉じる。「耳を―・ぐ」「口を―・ぐ」

3 行く手に物を置くなどして通行や流れをさまたげる。はばむ。「倒れた木が道を―・ぐ」「椅子が―・いでいて通れない」

4 場所を占めて、他に余地を与えない。「大きな冷蔵庫が台所を―・いでいる」

5 与えられた役目などを果たす。「責めを―・ぐ」

6 (「鬱ぐ」とも書く)気分がすぐれず、ゆううつな気持ちになる。「―・いだ顔」

[可能] ふさげる

[動ガ下二]「ふさげる」の文語形。

ぎっしり

[副]すきまなく詰まっているさま。ぎっちり。「箱に―(と)詰める」「予定が―だ」

つま・る【詰(ま)る】

[動ラ五(四)]

1 すきまもなく入って、いっぱいになる。「立錐(りっすい)の余地もなく―・った聴衆」「予定がびっしり―・っている」

2 途中がふさがって通路・管などが通じなくなる。「排水管が―・る」「鼻が―・る」



①長さ・幅や間隔などが短くなる。ちぢまる。「洗濯したら、丈(たけ)が―・った」「日が―・る」「差が―・る」

②変化して語形が短くなる。つづまる。「『わがいも(吾妹)』が―・って『わぎも』になる」

4 うまい対応のしようがなくて苦しむ。窮する。行きづまる。また、気分的に窮屈である。「生活に―・る」「返答に―・る」「気の―・る思い」

5 最後のところまでいく。行きつく。→詰まるところ

6 促音で発音される。「―・る音(おん)」

7 野球で、ピッチャーの投げた球がバットの芯からはずれた、手もとに近い所に当たる。「シュートで―・らせる」「―・った当たり」

[下接句] 息が詰まる・気が詰まる・鐺(こじり)が詰まる・寸が詰まる・世間が詰まる・理に詰まる

つ・める【詰める】

[動マ下一][文]つ・む[マ下二]

1 容器などに物を入れていっぱいにする。ぎっしり入れてすきまがないようにする。「衣装を―・めた鞄(かばん)」「料理を重箱に―・める」

2 穴やすきまに物を入れてふさぐ。「虫歯を―・める」

3 長さを短くする。寸法や間隔を縮める。「着物の丈(たけ)を―・める」「細かい字で―・めて書く」「席を―・めて座る」

4 節約する。きりつめる。「生活費を―・める」「経費を―・める」

5 最後の所まで行く。「沢筋を―・める」

6 十分に検討し尽くして物事の決着がつくようにする。煮つめる。「話を―・める」「議論を―・める」

7 将棋などで、王将の逃げ場がないようにする。「王手王手で敵玉を―・める」

8 たゆまずその事を続けてする。かかりきりになる。「―・めて仕事をする」「根(こん)を―・める」

9 (「息をつめる」の形で)呼吸を止める。「息を―・めて成り行きを見守る」

10 (「指をつめる」の形で)謝罪などの意志を表すために指を切り落とす。関西地方では、ドアなどに指をはさむことをいう。「指を―・めてわびを入れる」

11 決まった場所に出向き、用事に備えて待機する。出仕して控えている。「首相官邸に―・める」「持ち場に―・める」

12 (動詞の連用形に付いて)

身動きできないような状況に追いこむ。行きづまらせる。「問い―・める」「追い―・める」

最後・限度まで…する。また、休みなく続けて…する。「のぼり―・める」「通い―・める」

一面に…する。「敷き―・める」「タイルを張り―・める」

[下接句] 息を詰める・石で手を詰める・根(こん)を詰める・道理を詰める・指を詰める

ほり【堀/×濠/×壕】

1 土地を掘って水を通した所。掘り割り。

2 敵の侵入を防ぐために、城の周囲を掘って水をたたえた所。

くぼ・む【▽凹む/×窪む】

[動マ五(四)]

1 周囲より低く落ち込む。へこむ。「目が―・む」「―・んだ土地」

2 うずもれる。おちぶれる。零落する。

[動マ下二]「くぼめる」の文語形。

くぼみ【▽凹み/×窪み】
くぼむこと。また、くぼんでいる所。「道の―に足をとられる」

マフラー【muffler】

1 防寒用の細長い襟巻き。《季 冬》

2 自動車・オートバイなどの排気音を小さくする装置。消音器。

びっしり

[副]

1 多くのものがすきまなく並んで、いっぱいに詰まっているさま。「ノートに―(と)書き込む」「予定が―(と)詰まっている」

2 気を抜くことなく十分に行うさま。「一週間―(と)働く」

うず・める〔うづめる〕【▽埋める】

[動マ下一][文]うづ・む[マ下二]《四段活用の「うづむ」が変化して、室町時代ごろから用いられた》

1 土の中などに物を入れ込んで外から見えないようにする。うめる。「金塊を―・める」

2 物に覆われて外から見えない状態にする。うずまるようにする。「マフラーに首を―・める」

3 ある場所を、物や人でいっぱいにする。「スタンドを―・めた大観衆」

4 低い所やくぼんだ所などに物を詰めてふさぐ。うめる。「壕(ごう)を―・める」

5 損失や不足などを補う。うめる。「赤字を―・める」「余白を―・める」

う・める【埋める】

[動マ下一][文]う・む[マ下二]

1 ある部分・範囲を物でふさぐ。

くぼんでいるところに物を詰めて、くぼみをなくす。「城の堀を―・める」

穴などに物を入れ、上に何かをかぶせて見えなくする。うずめる。「壺を庭に―・める」「火種を灰に―・める」

人や物である場所をいっぱいにする。みたす。うずめる。「観衆が会場を―・めた」

不足や損失を補う。「赤字を―・める」「空白を―・める」

2 水などを加えて温度を下げたり濃度を薄めに整えたりする。「風呂を―・める」

[用法] うめる・うずめる――「土で穴をうめる(うずめる)」「小判を入れた瓶(かめ)を地中にうめる(うずめる)」など相通じて用いられるが、「うめる」はくぼみや穴などを何かでふさぎ満たす意が強く、「うずめる」は空いた所を何かですっかり覆うようにする意が強い。◇「スタンドをうずめた観衆」「町を緑でうずめよう」など、ある場所を何かでいっぱいにする「うずめる」は、「うめる」で置き換えられなくはないが、隅々までびっしりという感じを表す場合は「うずめる」を用いるほうが適切。◇逆に、「余白をうめる」「欠員をうめる」など、欠けている部分を満たす意では、「うめる」のほうが一般的である。◇「湯をうめる」「損失をうめる」は「うめる」に特有の、「恋人の胸に顔をうずめる」は「うずめる」に特有の用法で、この場合両語を置き換えることはできない。

うずま・る〔うづまる〕【▽埋まる】

[動ラ五(四)]

1 物に覆われて外から見えない状態になる。「火山灰に―・る」「本に―・る」

2 穴や、欠けていたものなどがふさがる。「空席が―・る」

3 ある場所が、物や人でいっぱいになる。「広場は聴衆で―・った」

うま・る【埋まる】

[動ラ五(四)]

1 くぼんだ所に物が詰まっていっぱいになる。うずまる。「流れ込む土砂で池が―・る」

2 あいている場所が人や物でいっぱいになる。「広い講堂が聴衆で―・る」

3 物に覆われてその下になり、見えなくなる。うずまる。うずもれる。「庭が花で―・る」「雪崩で―・る」

4 欠けたり不足したりしているところの補いがつく。補填(ほてん)される。「赤字が―・る」「部長のポストはまだ―・らない」

5 (多く、打消しの語を伴う)割に合う。引き合う。→うずまる

うずも・れる〔うづもれる〕【▽埋もれる】

[動ラ下一][文]うづも・る[ラ下二]

1 覆われて外から見えなくなる。うずまっている。うもれる。「豪雪に―・れた村々」

2 物や人などで場所がいっぱいになる。「会場が聴衆で―・れる」

3 世の中に知られないでいる。うもれる。「―・れた人材」

うも・れる【埋もれる】

[動ラ下一][文]うも・る[ラ下二]《平安時代以降「むもる」と表記されることが多い》

1 砂や土などに覆われて見えなくなる。埋没する。うずもれる。「雪に―・れた家」

2 才能・真価・業績などが、世の中に知られないでいる。うずもれる。「―・れている逸材」

3 控え目である。引っ込み思案である。

4 晴れ晴れしないで、暗い感じである。陰気である。

おお‐ざっぱ〔おほ‐〕【大雑把】

[形動]

1 細部にまで注意が届かず、雑であるさま。「―な仕事ぶり」

2 細部にわたらず、全体を大きくとらえるさま。おおまか。「―な見積もりを出す」

い‐びき【×鼾】

睡眠中、呼吸に伴って鼻や口からうるさい音を出すこと。また、その音。気道、特に軟口蓋(なんこうがい)の振動によって出る。「―をかく」

にきび【面=皰】

思春期の男女の顔・胸・背の毛包に生じる小さな丘疹(きゅうしん)や膿疱(のうほう)。皮脂の分泌が増えて毛穴に詰まり、炎症を起こしたもの。尋常性瘡(じんじょうせいざそう)。面皰(めんぽう)。アクネ。

◆毛穴が詰まり、分泌された皮脂が毛穴の奥にたまって膨らんだものを白にきび、たまった皮脂が毛穴を押し広げて空気に触れ、酸化して黒く見えるものを黒にきびという。そこから移行して、細菌が増殖し毛穴やその周囲に炎症が起きたものを赤にきびという。膿が出たり痛みを伴うことが多い。