2010年10月18日月曜日

ごぶ‐ごぶ【五分五分】

双方とも、優劣がないこと。五分。「勝負は―とみた」

きわ‐だ・つ〔きは‐〕【際立つ】

[動タ五(四)]周囲のものとはっきりした違いがあって、ひときわ目立つ。よい意味に使われる場合が多い。「―・った出来ばえ」

から‐がら【辛辛】

[副]《形容詞「からし」の語幹「から」を重ねた語》やっとの思いで。かろうじて。「雷にあって、命―山小屋に着いた」

けが・す【汚す/×穢す】

[動サ五(四)]

1 大切なもの、清らかなものをよごす。「美しい心を―・す行為」「聖地を―・す」

2 恥ずべき行為などをして名誉・誇りを傷つける。「名を―・す」

3 能力、身の程を越えた地位につくという謙遜の気持ちから、ある地位や席につく。「末席を―・す」「会長職を―・す」

4 暴力で、女性をはずかしめる。「身を―・される」

5 手をつける。食べる。味わう。

[可能] けがせる[サ下一]

しも【霜】

1 氷点下に冷却した地面や地上の物体に、空気中の水蒸気が触れて昇華してできる氷の結晶。風の弱い、晴れた夜にできやすい。《季 冬》「―のふる夜を菅笠のゆくへ哉/竜之介」

2 使用中の電気冷蔵庫の内側に付着する細かい氷。

3 白髪をたとえていう語。「頭髪に―を交える」

やるせ‐な・い【▽遣る瀬無い】

[形][文]やるせな・し[ク]

1 思いを晴らすすべがない。せつない。「恋を失った―・い思い」

2 施すすべがない。どうしようもない。

3 気持ちに余裕がない。

[派生] やるせなげ[形動]やるせなさ[名]

くだ・く【砕く/×摧く】

[動カ五(四)]

1 強い力を加えて、固い物やかたまりになっている物を細かくする。「岩を―・く」

2 勢いを弱らせる。計画などをつぶす。くじく。「野望を―・く」



①(「心をくだく」の形で)あれこれと心を悩ます。思い悩む。「善後策に日夜心を―・く」

②(「身をくだく」の形で)労苦をいとわず懸命に尽くす。身を粉にする。「会社の再建に身を―・く」

4 物事をわかりやすく説明する。平たく言う。「内容を―・いて説明する」

5 細かく分ける。細分する。

[可能] くだける

[動カ下二]「くだける」の文語形。

[下接句] 肝胆を砕く・気を砕く・肝(きも)を砕く・心を砕く・心肝を砕く・心気を砕く・肺肝を砕く・身を砕く

やわら・げる〔やはらげる〕【和らげる】

[動ガ下一][文]やはら・ぐ[ガ下二]

1 おだやかになるようにする。「怒りを―・げる」「苦痛を―・げる」

2 わかりやすくする。くだいた言い回しにする。「表現を―・げる」

あい‐つう・ずる〔あひ‐〕【相通ずる】

[動サ変][文]あひつう・ず[サ変]

1 共通する。似ている。「二人の作風には―・ずるものがある」

2 理解しあう。わかり合う。「気持ちが―・ずる」

3 互いに連絡する。つながりをもつ。「敵方と―・ずる」「気脈を―・ずる」

うろ‐うろ

[副](スル)

1 あてもなくあちこち歩き回るさま。「道に迷って―する」

2 どうしたらよいかわからずに困りはてているさま。「突然の訃報に接して―(と)するばかりだ」

まご‐まご

[副](スル)まごつくさま。うろたえるさま。「道がわからず―(と)した」

[用法] まごまご・うろうろ―― 「東京駅で新幹線ホームがわからずまごまご(うろうろ)してしまった」「妻は不意の来客にまごまご(うろうろ)してしまった」などのように、うろたえる意では相通じて用いられる。◇「まごまご」は、どうしたらよいかわからず、困惑しているようすを表し、「突然、スピーチの指名を受け、まごまごしてしまった」「財布が見つからず、まごまごした」「まごまごしていると、また留年だぞ」など、いろいろな状態に使える。◇「うろうろ」は動き回ったり歩き回ったりするさまを表す。「変な男が家のまわりをうろうろしている」「時間があったので、盛り場をうろうろした」のように用いる。

やま‐びこ【山×彦】

1 山の谷などで起こる声や音の反響。もと、山の神が声音をまねるのだと信じられていた。こだま。

2 山の神。山霊。

さまた・げる【妨げる】

[動ガ下一][文]さまた・ぐ[ガ下二]

1 物事の進行や遂行に支障が起こるようにする。じゃまをする。妨害する。阻害する。「眠りを―・げる」「発展を―・げる」

2 差し支える。禁止する。多く、法令文などで否定表現を伴い、…してもかまわない、の意を表す。「再任を―・げない」

さえ‐ぎ・る【遮る】

[動ラ五(四)]《「さいぎ(遮)る」の音変化》

1 間に隔てになるものを置いて、向こうを見えなくする。「幕で―・る」「木々に太陽光線が―・られる」

2 進行・行動を邪魔してやめさせる。妨げる。「発言を―・る」

◆「さえ」を「障(さ)へ」とみて、歴史的仮名遣いを「さへぎる」とする説が多かったが、中古の諸例は「さいぎる」とあるところなどから、現在では、その音変化とみるのが妥当と考えられている。

[可能] さえぎれる

つい‐たて【▽衝立】

1 室内に立てて、部屋を仕切ったり、目隠ししたりする家具。

2 「衝立障子(しょうじ)」の略。

わざ‐わい〔‐はひ〕【災い/▽禍/×殃】

1 人に不幸をもたらす物事。また、その結果である不幸な出来事。災厄。災難。「口は―の元」「―が振りかかる」

2 不快であること。多く、感動表現に用いる。

こうむ・る〔かうむる〕【被る/×蒙る】

[動ラ五(四)]《「こうぶる」の音変化》

1 他人から、行為や恩恵などを受ける。いただく。「格別の恩顧を―・る」

2 災いなどを身に受ける。「被害を―・る」

3 頭からかぶる。

いた‐で【痛手/▽傷手】

1 重い傷。重傷。ふかで。「―を負う」

2 大きい被害や損害。大きな打撃。「台風で稲作に―をこうむった」「失恋の―」

ふうじ‐こ・める【封じ込める】

[動マ下一][文]ふうじこ・む[マ下二]

1 周囲をふさいで閉じ込める。封じ込む。「暴徒を中庭に―・める」

2 相手を自由に活動できないようにする。「発言を―・める」「強力打線を―・める」

3 神仏の通力などで閉じ込め、外に出ないようにする。「護符で悪霊を―・める」

し‐き・る【仕切る】

[動ラ五(四)]

1 境を作って他と区別する。隔てとなるものを設けて、いくつかの部分に分ける。「大部屋を二つに―・る」

2 ある範囲の物事を掌握し処理する。取り仕切る。「一人で会の運営を―・る」

3 帳簿または取引の決算をする。「三月末に―・る」

4 相撲で、両力士が土俵中央仕切り線の所で、両手を土俵に下ろして立ち合いの呼吸合わせをする。仕切りをする。「腰高に―・る」

[可能] しきれる

へだ・てる【隔てる】

[動タ下一][文]へだ・つ[タ下二]

1 物の間に距離をおく。「五メートル―・ててくいを打つ」

2 物を間に置く。また、置いて遮る。仕切る。「障子を―・てて話す」「ついたてで部屋を―・てる」

3 時間的に距離をおく。年月がたつ。「時を―・てること百年」

4 関係をうとくする。壁をつくる。「疑心暗鬼が二人を―・てた」

まじわ・る〔まじはる〕【交わる】

[動ラ五(四)]

1 行きあう。互いに交差する。「国道と県道とが―・る所」

2 つきあう。交際する。「友と親しく―・る」「朱に―・れば赤くなる」

3 交合する。性交する。「男女が―・る」

4 数学で、線と線、線と面、面と面などが、ある点を共有する。また、二つ以上の集合が共通の要素をもつ。「二直線が―・る」

5 互いにまじりあう。入り乱れる。

6 分け入る。また、まぎれ入って、身を隠す。

[可能] まじわれる

かなし・む【悲しむ/▽哀しむ/▽愛しむ】

[動マ五(四)]

1 心が痛む思いだ。悲しく思う。また、なげかわしく思う。「別れを―・む」「道徳心の低下を―・む」⇔喜ぶ。

2 (愛しむ)いとしいと思う。愛する。

3 (愛しむ)深く感動する。

4 嘆願する。

[可能] かなしめる

たん‐そく【嘆息/×歎息】

[名](スル)悲しんだりがっかりしたりして、ため息をつくこと。また、そのため息。「―をもらす」「不運をかこって―する」

おう・ずる【応ずる】

[動サ変][文]おう・ず[サ変]

1 相手の働きかけに対応して行動を起こす。こたえる。「招待に―・ずる」「注文に―・じきれない」

2 呼びかけに返事をする。応答する。「相談に―・ずる」

3 物事の変化に合わせて、それにふさわしく対応する。適合する。「その場に―・じた処置」

こた・える〔こたへる〕【▽応える】

[動ア下一][文]こた・ふ[ハ下二]

1 働きかけに対して、それに添うような反応を示す。応じる。報いる。「期待に―・える」「要求に―・える」「手を振って―・える」

2 外からの刺激を身に強く感じる。「寒さが骨身に―・える」「父の死が―・えた」

3 反響する。こだまを返す。「山びこが―・える」

4 心にしみわたる。しみじみと感じる。

5 あいさつする。断る。告げる。

いら・える〔いらへる〕【▽応える/▽答える】
[動ア下一][文]いら・ふ[ハ下二]返事をする。こたえる。

さいな・む【×苛む/×嘖む】

[動マ五(四)]《「さきなむ」の音変化》

1 叱ったり責めたてたりする。「われとわが身を―・む」

2 苦しめる。いじめる。「不安の念に―・まれる」「切り―・む」

あえ・ぐ〔あへぐ〕【×喘ぐ】

[動ガ五(四)]《古くは「あえく」》

1 苦しそうに、せわしく呼吸する。息を切らす。「急な坂を―・ぎながら登る」

2 重圧や貧困などに苦しみ悩む。「不況に―・ぐ」

よぎ‐な・い【余儀無い】

[形][文]よぎな・し[ク]

1 他になすべき方法がない。やむをえない。「辞任を―・くされる」「―・い事情で参加を見合わせる」

2 異議がない。

3 隔て心がない。

こ・える【越える/超える】

[動ア下一][文]こ・ゆ[ヤ下二]

1 (越える)物の上・間・境界などを通り過ぎて、向こうへ行く。「打球がフェンスを―・える」「山を―・え、また谷を―・える」「海を―・えてきた便り」「国境を―・える」

2 (越える)区切りとなるある日時が過ぎる。時を経過する。「―・えて翌年の春を迎える」「齢(よわい)八〇を―・える」

3 ある基準・数量を上回る。超過する。「四万人を―・える観衆」「危険水位を―・える」

4 地位・段階などで、順序をとばして先になる。飛びこす。「先輩を―・えて重役になる」

5 他のものよりすぐれる。ぬきんでる。「力量が衆を―・えている」

6 ある考えや主義にとらわれず先に進む。また、ある基準・範囲の外まで出る。超越する。「互いに立場を―・えて手を結ぶ」「想像を―・える」「常識を―・える」

7 規則やきまりに外れる。「矩(のり)を―・えず」

こ・す【越す/超す】

[動サ五(四)]

1 (越す)ある物の上を通り過ぎて一方から他方へ行く。また、難所や障害となるものを通って、その先へ行く。「塀を―・す」「難関を―・す」「峠を―・す」

2 数量・程度がある基準以上になる。「一万人を―・す応募者」「気温が三〇度を―・す」

3 (越す)ある時期・期間を過ごす。「年を―・す」「還暦を―・す」

4 (越す)追い抜く。「先を―・される」

5 (「…にこしたことはない」のように打消しの表現を伴って)…するのがいちばんよい。「早いに―・したことはない」

6 (越す)

①別の所へ移って住む。引っ越す。「新居へ―・す」

②(「おこし」の形で)「行く」「来る」の意の尊敬語。「どちらへお―・しですか」「またお―・しください」

[可能] こせる

[下接句] 先を越す・先(せん)を越す・峠を越す・年を越す・一山(ひとやま)越す

たち‐おく・れる【立(ち)後れる/立(ち)遅れる】

[動ラ下一][文]たちおく・る[ラ下二]

1 人より遅く立ち上がる。「相手力士に―・れる」

2 人よりおくれて物事に着手する。先を越される。また、遅くなって時機を失う。「選挙運動に―・れる」

3 物事の進歩などが標準より劣る。「社会保障制度が―・れている」

4 死に遅れる。先に死なれる。

むく・いる【報いる/▽酬いる】

[動ア上一][文]むく・ゆ[ヤ上二]

1 受けた事に対して、それに見合う行為を相手に行う。むくう。「恩に―・いる」「努力に―・いる」

2 仕返しをする。むくう。「一矢を―・いる」

ほう・ずる【報ずる】/報じる

[動サ変][文]ほう・ず[サ変]

1 むくいる。かえす。「人の恩に―・ずる」「恨みを―・ずる」

2 知らせる。告げ伝える。「新聞の―・ずるところによると」「時を―・ずる」

せき‐た・てる【▽急き立てる】

[動タ下一][文]せきた・つ[タ下二]物事を早く行うように強く催促する。急がせる。「仕事を―・てる」

せま・る【迫る/×逼る】

[動ラ五(四)]

1 圧倒するような勢いで近づいてくる。押し寄せる。また、せり出している。「噴出した溶岩が人家に―・る」「激しく敵陣に―・る」「鬼気が身に―・る」「山が背後に―・っている地勢」

2 空間的、時間的に隔たりが小さくなる。接近する。

間がせばまり、もう少しで届きそうである。「両岸が―・っている渓谷」

時期や期限が近づく。「死期が―・る」「締切が―・る」

ある状態に近づく。「核心に―・る」

3 詰まって苦しむ。特に、呼吸が激しくなって息苦しくなる。感情が高ぶってきて胸がしめつけられる感じになる。「息が―・る」「思いが胸に―・る」

4 行き詰まってゆとりがなくなる。せっぱつまる。困窮する。「悠揚―・らぬ態度」「貧に―・る」

5 相手にこちらの考えを聞き入れるように積極的に求める。強い態度で要求する。強いる。「返答を―・る」「復縁を―・る」「必要に―・られる」

おり‐こ・む【織(り)込む】

[動マ五(四)]

1 地色と違う色の糸や模様を入れて織る。「金糸を―・む」

2 一つの物事の中に、他の物事を含み込ませる。組み入れる。「教訓を―・んだ童話」

3 株価を予測する際に、株価に影響を与えそうな事柄や条件を予測して読み込んでおく。

くち‐び【口火】

1 爆薬やガス器具などに点火するのに用いる火。

2 物事の起こるきっかけや原因。「事故が騒ぎの―となる」

ふみ‐き・る【踏(み)切る】

[動ラ五(四)]

1 強く踏んだはずみで切る。「鼻緒を―・る」

2 跳躍競技などで、地面やジャンプ台などを強く蹴った反動で飛び上がる。「タイミングよく―・る」

3 思い切って行う。ある行動を起こす決心をする。ふんぎる。「着工に―・る」

4 相撲で、土俵の外に足を出す。土俵を割る。踏み越す。「一気に押されて俵を―・る」

つか‐の‐ま【▽束の間】

《一束(ひとつか)、すなわち指4本の幅の意から》ごく短い時間。ちょっとの間。「―の夢」「―も忘れない」

チキン‐レース

《(和)chicken+race》相手の車や障害物に向かい合って、衝突寸前まで車を走らせ、先によけたほうを臆病者とするレース。

にぎわ・す〔にぎはす〕【×賑わす】

[動サ五(四)]

1 にぎやかにする。活気のある状態にする。「座を―・す」「マスコミを―・す事件」

2 豊かにする。また、ほどこして豊かにする。「旬(しゅん)の物で食卓を―・す」

にぎ‐わ・う〔‐はふ〕【×賑わう】

[動ワ五(ハ四)]《「わう」は接尾語》

1 人が集まるなどしてにぎやかになる。「行楽客で―・う」

2 豊かになる。繁盛する。「一門が―・う」「店が―・う」

と‐まど・う〔‐まどふ〕【戸惑う】

[動ワ五(ハ四)]どう対処してよいかわからず、まごまごする。まごつく。「突然の申し出に―・う」