2010年11月3日水曜日

おち‐つ・ける【落(ち)着ける/落(ち)付ける】

[動カ下一][文]おちつ・く[カ下二]

1 物事を安定した状態にさせる。「気持ちを―・ける」

2 同じ状態で続けるようにする。「職場に腰を―・ける」

3 議論などに決着をつける。「やっと話を―・けることができた」

おち‐ど〔おち‐|ヲチ‐〕【落(ち)度/▽越度】

《「おつど(越度)」の音変化》手落ち。あやまち。過失。「手続き上に―があった」「当方の―を認める」

お‐たっし【▽御達し】

1 上の者からの命令や指図。特に、官庁からの訓令・指令。「その筋の―により」

2 江戸時代、幕府から関係機関に発せられた法令や命令。→御触書(おふれがき)

むじな【×狢/×貉】

1 アナグマの別名。《季 冬》「山がつや―しとめし一つだま/蛇笏」

2 《毛色がアナグマに似ているところから混同して》タヌキのこと。《季 冬》

3 《「同じ穴の狢」の略》同類の悪党。

なまず〔なまづ〕【×癜】

斑点を生じる皮膚病。癜風(でんぷう)菌という真菌が表皮に感染して起こり、冒された皮膚の色により、白なまず・黒なまずという。

なまず〔なまづ〕【×鯰】

1 ナマズ目ナマズ科の淡水魚。流れの緩やかな川や湖沼の泥底にすみ、全長約50センチ。頭部は縦扁するが尾部は側扁し、うろこはない。口ひげは4本ある。体色は暗褐色ないし緑褐色で、雲形斑紋のあることが多い。夜行性。東アジアに分布。食用。近縁種に琵琶湖特産のビワコオオナマズ・イワトコナマズがある。《季 夏》「―見てもの書けぬ時慰みぬ/青邨」

2 (大ナマズが地中であばれるため地震が起こるという俗説から)地震のこと。

3 「鯰髭(なまずひげ)」の略。

◆「鯰」は国字。

これ‐しき【×此れ式/▽是式】

[連語]《「しき」は副助詞》物事の内容・程度などが問題とするに足りないほどであることをいう語。たかがこれくらい。「―のことではあきらめない」

[名]近世、わいろ、袖の下などを婉曲にいう語。

ワックス【wax】

蝋(ろう)。特に、床・家具・自動車のつや出しや、スキーの滑走面に塗るものなどをいう。また、一部の整髪料もワックスと呼ばれる。

2010年11月2日火曜日

キャメル【camel】

1 ラクダ。また、ラクダ色。

2 ラクダの毛で織った毛織物。

とう‐ざ〔タウ‐〕【当座】

1 物事に直面した、すぐその場。即座。「―の知恵」

2 さしあたっての、その場。目下のところ。「借金で―をしのぐ」「―の間に合わせ」

3 しばらくの間。一時。「上京した―は苦しかった」

4 「当座預金」の略。

5 歌会・句会などで、その席上で出される題。また、その題で即席に詠まれる和歌・俳句。席題。即題。⇔兼日(けんじつ)。

6 居合わせている、その場、その席。

[用法] 当座・当分・当面―― 「これだけあれば、当座(当分・当面)間に合う」など、しばらくの間の意では、相通じて用いられる。◇「当座」には「開店した当座は客も少なく苦しかった」のように、過去のある期間を表す用法もある。◇「当分」は、やや長い期間を表す。「当分会えないよ」「当分の間、入院することになった」など。◇「当面」には「当面する課題」のように、時間の長さではなく「今・現在」を表す用法がある。◇類似の語に「さしあたり」があり、「さしあたり生活には困らない」のように、「当面」「当座」と同じように用いられる。

とう‐めん〔タウ‐〕【当面】

[名](スル)

1 じかに向き合うこと。まのあたりにすること。直面。「難局に―する」

2 (副詞的にも用いる)さし迫っていること。さしあたり。「―の急務」「―問題はない」

2010年11月1日月曜日

と・める【泊める】

[動マ下一][文]と・む[マ下二]《「止める」と同語源》

1 宿泊させる。「ひと晩―・めてもらう」

2 船を停泊させる。「湾内にヨットを―・める」

と・める【止める/留める/▽停める】

[動マ下一][文]と・む[マ下二]

1 動いているものを動かないようにする。「タクシーを―・める」「文章を書く手を―・める」

2 継続しているものを続かなくさせる。とだえさせる。「息を―・める」「痛みを―・める」

3 固定して離れないようにする。「紙をピンで―・める」「背広のボタンを―・める」

4 やめさせる。制止する。「けんかを―・める」

5 関心を向ける。注意する。「心を―・めて聞く」「ふとテレビに目を―・める」

6 その場にとどめ置く。「取り調べのため警察に―・める」

7 やめる。

8 あとに残す。

[下接句] 息の根を止める・気に留める・心に留める・心を留める・耳に留める・目を留める

し・める【締める/閉める】

[動マ下一][文]し・む[マ下二]

1 強く引っ張ったりひねったりして、緩みのないようにする。「三味線の糸を―・める」「元栓を―・める」「ねじを―・める」

2 長い布やひもなどを巻きつけて、緩まないように固く結ぶ。「帯を―・める」「ネクタイを―・める」

3 強く押しつけてしぼる。「ダイズを―・めて油をとる」



①(「緊める」とも書く)気持ち・態度などを緊張させる。また、管理を厳しくする。「気を―・めてかかる」「新入部員を―・める」「派を―・める存在」

②懲らしめる。とっちめる。「餓鬼大将を一度―・めてやろう」

5 出費を切り詰める。節約する。「交際費を―・める」「家計を―・める」

6 物事のまとまったことを祝ってみんなで一緒に手を打ち合わせる。手打ちする。「最後に手を―・めていただきましょう」

7 (「〆る」とも書く)そこまでを一区切りとして合計する。「売り上げを―・める」

8 (「〆る」とも書く)あれこれ飲み食いして、終わりの食べ物とする。「鍋料理は雑炊で―・めよう」

9 塩や酢で魚の身をひきしめる。「サバを酢で―・める」

10 (閉める)あいていた窓や戸などをぴったりとじる。「雨戸を―・める」⇔開(あ)ける。

11 (閉める)その営業・業務を終了する。また、廃業する。「店を―・める」「窓口は五時に―・めます」⇔開(あ)ける。

12 取り決める。

13 契りを結ぶ。

[下接句] 勝って兜(かぶと)の緒を締めよ・財布の紐(ひも)を締める・箍(たが)を締める・手綱を締める・手を締める

と・じる〔とぢる〕【閉じる】

[動ザ上一][文]と・づ[ダ上二]



①あけてあったもの、あいていたものがしまる。両端を合わせた状態になる。ふさがる。「水門が―・じる」「ドアが―・じる」「貝のふたが―・じる」

②続いていた物事が終わりになる。「会議が―・じる」



①あいていたもの・部分をふさいでしまう。「本を―・じる」「まぶたを―・じる」「心を―・じる」

②今まで続いたものを終わりにする。「店を―・じる」「会を―・じる」

3 とじこめる。こもらせる。

[用法] とじる・しめる――「門を閉じる(閉める)」「店を閉じる(閉める)」「ふたを閉じる(閉める)」など、開いていたものの空間を埋める意では相通じて用いられる。◇「戸が閉じる」「貝のふたが閉じる」のように「~が閉じる」の形では「閉(しめ)る」は使えない。「~が閉まる」の形になる。◇「閉じる」と「閉める」の使い分けは慣用による。目・口や本・傘などは「閉じる」、引き出し・門などは「閉める」を使うことが多い。◇「店を閉じる」は廃業する意で多く使うが、「店を閉める」は、1日の営業を終る、または廃業するのどちらにも使う。